先端科学高等研究院の位置付け

 先端科学高等研究院は、本学の強みである「安全工学」や「リスク」に係る分野において、文部科学省による大学改革強化推進補助金に採択されたことを機に2014年10月に設置されました。 “リスク共生”の考え方に基づいて、21世紀社会におけるリスクへの合理的な対応の在り方および安全・安心で活力ある持続可能なグローバル社会の実現に資する国際研究拠点を目指した組織です。また、先進的な体制の下で集中的に研究を推進し、当該分野における国際研究拠点を形成することで本学の研究力を一層向上することも担っています。 2023年4月からは、上記の取り組みをより加速・進化させる全学的な研究体制として、多様性の強化を図り社会貢献や社会共創を強く意識した研究を進める総合学術高等研究院が新たに併設されました。

学外との連携体制

 昨今の学術界では国際的高度研究人材の獲得競争がますます激しくなり、国際頭脳循環が加速しています。こうした環境を背景に、先端科学高等研究院ではこれまで優れた外国人研究者の採用・獲得を重点課題とし、体制整備を推進してきました。さらに、大学ビジョン実現に向けて外国企業や海外大学など国際連携機関との国際的協働ネットワークを形成し、創造的で高水準な研究活動の中核となる「国際ネットワークハブ拠点」としての取り組みを強化しています。また、地域社会や産業界など学外組織との連携を継続的に深めるさまざまな取り組みを通じ、国際研究力向上と研究成果の社会実装推進の両立を目指しています。

高等研究院紹介リーフレット

高等研究院パンフレット

最新の高等研究院パンフレット(先端科学高等研究院・総合学術高等研究院)は「研究広報アーカイブス」よりダウンロードできます。