若手研究者の発想を尊重し、文理協働で「顔が見える」大学を目指す
梅原 出 教授
長谷部勇一学長が、「世界水準の研究大学を目指す」という目標を掲げていますが、そのなかで先端科学高等研究院は非常に大きな役割を果たすでしょう。また、「文理融合」というキーワードがありましたが、本日は皆さんのプレゼンテーションの中に、「文理協働」という言葉が頻出していました。文理融合の第一歩としてまずは文理協働から進めていただきたいと思います。
ここ先端科学高等研究院には若手研究者を育成しようという雰囲気があります。研究の上では若い方の発想がとても重要です。そのため、そうした自由な発想による研究を私たちがサポートすることが大切だと考えています。
横浜国立大学はよく「顔が見えない」といわれます。こんなに素晴らしい研究をしているにもかかわらず、何をやっているのかわからないと、企業の就職担当者の方からも言われることがあります。大学にはたくさんの研究シーズがありますので今後は、教員、職員、みんなで夢を語り、世界水準の研究大学を目指し、大学として一つの方向を向き、積極的にPRすることで、顔が見える大学にしていきたいと思っています。