先端科学高等研究院の位置付け
「先端科学高等研究院は、本学の強みである「安全工学」や「リスク」に係る分野において、文部科学省による大学改革強化推進補助金に採択されたことを機に2014年10月に設置されました。その後、2018年度から2022年度までの第2フェーズでは、世界をリードする学術分野に取り組む学内の研究者を結集し、研究支援を集中的に行うことで、先進的な研究を加速させました。こうした専門分野が独自の進展・発展を見せてゆく一方、新しい学問分野は異なる学問の融合から生まれ、またこれまでにない切り口からイノベーションや価値創造が生まれます。このような視点から、大学は新たな学術を生み出し、社会に発信する場としての役割を果たしてゆく必要があると考えます。
そこで2023年度からの第3フェーズでは、先端科学高等研究院に加え、新たに総合学術高等研究を設置しました。先端科学高等研究院では、先鋭的な研究領域において世界水準の研究を推進します。

学外との連携体制
昨今の学術界では国際的高度研究人材の獲得競争がますます激しくなり、国際頭脳循環が加速しています。こうした環境を背景に、先端科学高等研究院ではこれまで優れた外国人研究者の採用・獲得を重点課題とし、体制整備を推進してきました。さらに、大学ビジョン実現に向けて外国企業や海外大学など国際連携機関との国際的協働ネットワークを形成し、創造的で高水準な研究活動の中核となる「国際ネットワークハブ拠点」としての取り組みを強化しています。また、地域社会や産業界など学外組織との連携を継続的に深めるさまざまな取り組みを通じ、国際研究力向上と研究成果の社会実装推進の両立を目指しています。
高等研究院パンフレット
最新の高等研究院パンフレット(先端科学高等研究院・総合学術高等研究院)は「研究広報アーカイブス」よりダウンロードできます。