先端科学高等研究院 藤野陽三上席特別教授(社会インフラストラクチャの安全研究ユニット主任研究者)が、公益財団法人服部報公会の「報公賞」を受賞しました。
「報公賞」は1930年(昭和5年)にSEIKOの創業者初代社長服部氏により始められ、工学の進歩に著しく貢献した顕著な研究業績に対し贈呈されます。昭和13年には、ノーベル賞の湯川秀樹博士も受賞されております。
この度、藤野上席特別教授の「社会基盤構造安全学の研究とその国際展開」研究が、その分野でのパイオニア性が極めて高く優れた業績である事が評価されました。また、災害事故に対する社会基盤リスクの軽減等への貢献が期待されています。 授賞式は10月9日に東京・丸の内の日本工業倶楽部で行われる予定です
【藤野教授のコメント】
名立たる著名な先生方が受賞されている、このような由緒ある賞を建設分野では初めて受賞する事ができ大変光栄に思っております。もともとは橋梁を含む社会インフラを研究しておりましたが、現在は先端科学高等研究院がすすめているリスク共生の視点から社会インフラの研究を開始しました。このような研究の展開があったからこそ、この「報公賞」を頂けたと理解しております。高等研究院長(学長)をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、今後も更にリスク共生学創生にむけて研究に邁進する所存です。